シェークスピアの恋愛名言が心に響きます。

シェークスピアの作品名と英語の原文で短いもの、日本語訳を紹介します。

さすがに世界の文豪といわれるシェークスピア、恋愛の台詞は深いです。

恋愛とはどういうものかを知りたい人や名言で英語の勉強をしたい人のお役に立てば幸いです。

シェークスピア「真夏の夜の夢」の恋愛名言は?英語の原文と意味も


『ロミオとジュリエット』の恋愛名言

Love is a smoke made with the fume of sighs.

出典:『ロミオとジュリエット』 第一幕 第1場 

英語名言の和訳
恋愛はため息で出来た煙のようなもの。


ロミオが友人ベンヴォリオに言ったセリフで、実はジュリエットを想って言ったセリフではないのです。なぜならロミオはこの時、ジュリエットにまだ出会っていませんから。

ロミオがため息をついていたのは、ジュリエットの従姉妹のロザリンへの募る想い、恋心からだったんです。片思いで恋焦がれていたら、その恋愛は「ため息」の連発で、実態がない煙のようなものですね!

シェークスピア、さすが! きっと彼も同じ経験があったのでしょう。笑

それにしてもロミオのこの片思いはジュリエットとの出会いであっさりと終わります。ロミオ17歳、ジュリエット13歳。敵同士の家の息子と娘が恋に落ちてしまったのです。

ジュリエットはロザリンよりよっぽどロミオにとって魅力的だったのでしょうね。こんな名台詞をいいながら、ジュリエットに出会ったとたんロザリンのことを忘れてしまうなんて。

恋の行方はわかりませんね。ロミオは片思いに疲れていたのかもしれません 苦笑。そんな時に13歳の美しく純粋な少女が目の前に現れて、心が動いたのでしょうね。

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『ハムレット』の恋愛名言

Doubt that the stars are fire, Doubt that the sun doth move his aides, Doubt truth to be a liar, But never doubt I love.

出典:『ハムレット』第二幕2場

英語名言の和訳
星は本当は火ではないか、 太陽は本当は動くのではないか、 真実は本当はウソではないか、そんなふうにあらゆることを疑っても、私の愛を疑ってはならぬ(わたしの愛は本物だ)。


ハムレットはデンマーク王国の王子さま。この名セリフは、王の従臣の娘オフェリアに送られたハムレットのラブレターに書かれた一節です。

オフェリアへのラブレターを知った父ポローニアスは、娘に「身分違いゆえ、王子ハムレットの愛を受け取ってはならぬ」と釘をさし、手紙を取り上げます。

ポローニアスは、ハムレットが気が触れた原因が、恋するオフェリアに振られたからだと勘違いし、新国王でハムレットの叔父と母親の女王に手紙を見せます。

ハムレットは、実は殺された父(国王)の敵(かたき)を打つために、気が狂った振りをしていただけだったんです。

『ソネット116』の恋愛名言

Love is not love which alters when it alteration finds.

出典:ソネット116

英語名言の和訳
何か起きたら心変わりする愛は、ホンモノではない。愛は何が起きても変わらない。

これは愛の本質をいっていますね。本当に好きだったら、そのままの相手を受け入れることが愛ですね。といっても相手の破壊的行為はいけません。たとえば、ギャンブルだとか、暴力などですが。

相手の社会的地位が変わったとか、経済状況が変わったとかで心変わりがおきないのがホンモノの愛ということです。


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『アントニーとクレオパトラ』の恋愛名言

There’s beggary in the love that can be reckoned.

出典:『アントニーとクレオパトラ』第一幕 第1場

英語名言の和訳
数えられるくらいの愛なら大したことはない。

ローマ帝国の三大将軍の一人アントニーは赴任先のエジプトで、女王クレオパトラと大恋愛中。アントニーは既婚者なので、不倫ってことです! あ、クレオパトラも実は弟と結婚していたので、ダブル不倫でした。苦笑。

姉と弟の結婚って?! 当時エジプトのプトレマイオス朝(紀元前4世紀から紀元前1世紀)では、マケドニア人の王家は、エジプト人支配のため、マケドニア人王家の血統を守る必要があり、血族結婚がおこなわれていたのです。

アントニーは、クレオパトラから「ねぇ、私のこと、どれくらい愛しているの?」と聞かれて答えたのが、上のセリフ ”There’s beggary in the love that can be reckoned.”

アントニーの返事は「どのくらい愛しているかなんて計れるわけないじゃん、うんと愛しているってことだよ」と答えたのでした。


なんか可笑しくないですか。クレオパトラも恋するとただの女! 女性って、恋した男から「愛しているよ」と何度も何度も言ってもらいたいもの。

アントニーの返事「数えられるくらいの愛なら大したことはない。」は、なかなかイキな言い方ではないですか。さすがローマ帝国の将軍さま。

『アントニーとクレオパトラ』はシェークスピアの悲劇の1つとして史実を基に書かれています。二人はローマ軍に追いつめられて非業の死をとげます。

実話では、クレオパトラはアントニーとの間に3人の子供を作っており、アントニーはローマ人の妻と離婚し、クレオパトラと結婚していますから、二人は本当に愛し合っていたんですね。

『シムベリン』の恋愛名言

Men’s vows are women’s traitors!

出典:『シムべリン』

英語名言の和訳
男の誓いは女の裏切りのようなもので取るに足らない。

夫婦の貞節に関してのセリフ。夫ポステュマスに裏切られた妻イモージェンのセリフなので、男の誓いは意味がない、という意味。

つまり男は裏切るものだということ。男が誓うと言えば、それはウソで、実は裏切るという意味。女は「誓う」などとわざわざ言葉にしない。裏切る時は裏切る。男は「誓う」なんて女に言って、かっこつけているのでしょうか。笑

実際にはポステュマスは妻を裏切っていないのですが、ヤーキモーというイタリア男がポステュマスとの賭けに勝つため、イモージェンをものにしようとたくらみ、裏切ったとウソをついたのでした。

帰国したヤーキモーはイタリアに滞在中のポステュマスにイモージェンが裏切ったとウソをつくのです。


妻の貞操を賭けるなんて、相当ヒマでバカなことを当時はやっていたのですねぇ。なんだか呆れてしまいました。

『シンベリン』はブリテン王シンベリンとその家族、およびローマ軍との戦いの話です。この話でも、父の王シンベリンが娘イモージェンの結婚を支配しようとし、後妻の連れ子とイモージェンを結婚させようとするのです。

しかし、この息子は無理やりイモージェンをものにしようとして、争いを起こし、首をはねられ死んでしまいます。

実はイモージェンは密かに幼馴染のポステュマスと結婚したのですが、王は許さず、ポステュマスは追放され、イタリアに逃れたのでした。

ローマ軍との戦いにポステュマスも参戦し、ブリテン軍は勝利。最後はハッピーエンドで終わり、ポステュマスは許され、めでたくイモージェンと結ばれるのです。

『シンベリン』はシェークスピアの恋愛作品の中であまり知られていませんね。それはこの物語がハッピーエンドだからでしょうか。人間の心理として、ハッピーエンドよりも悲劇の恋愛のほうがインパクトが強いのだと思います。悲恋を経験したしたひとも多いので、よけいに共感するのでしょう。

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『十二夜』の恋愛名言

Love sought is good, but given unsought, is better.

出典:『十二夜』第三幕 第一場

英語名言の和訳
愛を求めるのは良いことだが、求めずに愛された方がもっと良い。

これはオリヴィアがシザーリオ(男装したヴァイオラ)に恋心を打ち明けた後に言った言葉。

求めなくても愛されたほうがもっと良いとは、あなたに愛されたい!という意味。

シザーリオ、私を愛してちょうだい、オリヴィアはそう言いたいのでしょう!


なんとも積極的な女性ではないですか、オリヴィアさん。オリヴィアさんはモテモテの伯爵令嬢。若いイケメン君がお好みのようです。笑

※ヴァイオラは双子の兄と乗った船が沈没し、離れ離れになってオリヴィアがいる国イリリアに流れ着きます。女一人、異国の地で何があるかわからないので、身を守るため、男装するのです。

最後オリヴィアは、ヴァイオラの双子の兄でイケメンのセバスティアンと結ばれるんです! オリヴィアは自分で選んだ男性と結婚できたのですから、当時の女性としては相当ラッキーですね。

セバスティアンもイケメンのお陰で伯爵令嬢と結婚できたのですから、これまたラッキー!

ヴァイオラは男装しお仕えしたオーシーノ公爵に実は恋心を抱いていたんですね。女とわかったことで、オーシーノが驚きから恋に落ち、求婚されて結婚! ヴァイオラは男装すればイケメンなんで、元々美女なんですよ。

まさに ”given unsought, is better.”というオリヴィアが言った言葉どうりのことが、ヴァイオラに起きたのでした。

『十二夜』はハッピーエンドで幕を閉じます。


それにしてもシェークスピアの登場人物って惚れやすい人多くないですか?!笑

それと、この『十二夜』の終わり方、ちょっと安易すぎませんかねぇ、シェークスピアさん。いきなり2組のカップル誕生ですよ。まあ、ハッピーエンドだからいいんだけど・・ちょっと簡単に結婚がまとまりすぎじゃない?!笑

『ヴェローナの二紳士』の恋愛名言

They do not love that do not show their love.

出典:『ヴェローナの二紳士』 第一幕 第二場

英語名言の和訳
恋する男は素振りでわかる。

ジュリアが侍女ルーセッタとプローテュースについて語ったセリフ。ルーセッタはプローテュースがジュリアのことを好きだと思うというが、ジュリアは少ししか態度に出ていないので、好かれているとは思えないという。

つまり、相手が自分に恋しているかは態度を見ればわかる、とジュリアは言っています。

当時の上流階級の男女交際は現在とはだいぶ違っていたのです。出会ってすぐ、気に入ったからとデートを申し込むというわけにはいきませんでした。相手に気があることを知ってもらうために、ボディランゲージを駆使したようです。笑

ボディランゲージは今でも使えますね!

シェークスピア「真夏の夜の夢」の恋愛名言は?英語の原文と意味も